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ジーン・クラーク 「ジーン・クラーク (ホワイト・ライト)」

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                           「Gene Clark」

今日は昼過ぎに思いついて伊香保、草津と群馬県の温泉めぐりに一人で行ってしまった。
車の中で麻丘めぐみやら、バーズやらを聴いていたのだが、バーズの初期の曲は圧倒的にジーンクラークの曲が良いと思った。そこで帰宅してジーン・クラークのアルバムを聴いてしまった。

ジーン・クラークは62年、ニュー・クリスティ・ミンストレルズにバリー・マクガイアらとともに在籍、その後脱退してロジャー・マッギンらとバーズを結成した。

バーズの初期の良質なオリジナル曲は多くの場合マッギン作でもクロスビー作でもなくジーン・クラーク作だったのだが、グループは「ミスター・タンブリンマン」の大ヒットのせいでマッギンのボーカルと12弦ギターがバーズのサウンドということになってしまった。マッギンと対立した彼は最初にバーズを抜けた人物になってしまった。

バーズをやめた彼は最初のソロアルバム「ウィズ・ザ・ゴスディン・ブラザーズ」(67年)、ダグ・ディラードと組んだ「幻想の旅」(68年)、次作「スルー・ザ・モーニング、スルー・ザ・ナイト」(69年)と名作を発表、それらのアルバムに収録された曲はフライング・バリット・ブラザーズ、カントリー・ガゼット、イーグルス、リンダ・ロンシュタットらが取り上げ、彼がカントリーロックのライターとして重要だったことを証明している。

この「ジーン・クラーク」はジェシ・デイビスのプロデュースで71年に発表されたデュオも含めると4作目。
オリジナルタイトルはもともと「Gene Clark」であり「White Light」ではない。しかしA面3曲目の「ホワイト・ライト」とアルバムジャケットのイメージでいつのまにか「ホワイト・ライト」と呼ばれるようになった。
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自分の持ってるLPは写真のように「White Light」のタイトルになっている日本盤。今はCDもオリジナルである「Gene Clark」のみの表記である。

バーズで一番ビートルズっぽかった彼のこの代表作はカントリー・ロックを代表する1枚となっている。

by swan_ox | 2009-04-08 02:01 | U.S.A.