ローリング・ストーンズ 「サタニック・マジェスティーズ」

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1967年発表の言わずと知れたイギリスでの7枚目のアルバム。(アメリカでは11枚目)
サージェントの影響は間違いのないところだとは思いますが、これはサイケデリック・アルバムとして最も優れた1枚ではないかと思います。これ聴いたらサージェントなんかサイケ具合が低いな~って感じてしまいます。

ひさしぶりに千葉の実家に戻っていたので家のオーディオでアナログ三昧のリスニング生活を少しですがしてきました。
ニール・ヤング、ランディ・ニューマン、ヴァン・モリソン、ラヴィン・スプーンフルあたりの大名盤を中心にいろいろ聴いたのですが、ストーンズではこれが一番アナログで聴くとグッときますね。

楽曲的にはアメリカでシングルにもなった「シーズ・ア・レインボー」やその次の「ランターン」なんかが素晴らしいと思いますが、このアルバムはトータルアルバムとしての完成度というかSEやシュールな楽器の音といった楽曲そのものではないその時代の空気がすごく感じられるところが凄いと思います。「やり過ぎであった」との反省も当の本人たちにはあったようですが、今となってはその「やり過ぎ感」がたまらないんですよね。

このアルバム製作中にミックとキースは麻薬不法所持で実刑判決が出て投獄されています。
このアルバムの前に発売された「ウイ・ラブ・ユー」(コーラスはレノン&マッカートニー!)のイントロのSEは刑務所の鉄の扉が閉鎖される音です。この二人の逮捕は当時の音楽界に相当な衝撃を与え、それを支援したのはレノン&マッカートニーだけではなく、ザ・フーも「ザ・ラスト・タイム」、「アンダー・マイ・サム」のカップリングのシングルを録音してその収益から保釈義援金を送ったり、ピンク・フロイドも「エミリーはプレイガール」のシングルの収益金をストーンズに送ったそうです。

自分の中でストーンズのアルバムとしてはどちらかと言うと低い立場にあったのですが、今では最高に好きな1枚です。初のストーンズ自身のプロデュース作品でもあったのですね。
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by swan_ox | 2008-02-21 23:12 | U.K.