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マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル Marvin Gaye & Tammi Terrell

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                   「コンプリート・デュエッツ」

二人のデュエットのコンプリート集。

モータウンの女性歌手で一番好きなのがグラディス・ナイトで、次に好きなのがタミー・テレルなんですよ。ただし二人とも条件があってグラディスの場合、ピップスと一緒にやっていなければダメだし、タミー・テレルもマーヴィン・ゲイと一緒にやってないとダメです。グラディス・ナイトがピップスと一緒の時が素晴らしいことについては、だいぶ前にスワンの部屋で触れています。

マーヴィン・ゲイはタミー・テレルと組む前にメリー・ウェルズ、キム・ウエストンともデュエット・アルバムを出していますが、タミー・テレルとはよほど相性が良かったのか3枚のアルバムを出しています。このコンプリート集はその3枚のアルバムの全曲と未発表曲を含むまさにコンプリート集です。モータウンの専属作家チームであるアシュフォード&シンプソンの最高の曲が惜しげもなく集まっています。

二人の最初の曲は1967年の「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」でこの曲はCMソングになったり、ダイアナ・ロスがカバーして全米No.1にしたりしているので一番有名でしょう。このときタミーはまだ21才、その後も「ユア・プレシャス・ラブ」、「ユーアー・オール・アイ・ニード」、「エイント・ナッシング・ライク・ザ・リアル・シング」と次々と大ヒットを連発するのですが、すでにこの時タミーは脳腫瘍に侵されていて実際にレコーディングで二人そろったときは僅かだったみたいです。(タミーが録音していたテープにマーヴィンがダビングした形)

結局タミーは1970年に24才という若さで亡くなってしまい、マーヴィンはそのショックで音楽活動を一時引退してしまいます。

マーヴィンは1971年に「ホワッツ・ゴーイン・オン」(このエントリーはシングルですが・・・)で復活しますが、それまでとの音楽性の違いに周囲はかなり驚いたようです。結果的にそれがのちのスティーヴィー・ワンダー等のニュー・ソウルに結びつくことになるわけです。

このあとダイアナ・ロスともデュエット・アルバムを作り、セールス面では大成功していますが、マーヴィンのソロを含めた全キャリアの中でもこのタミーとのデュエットは最高なのではないでしょうか。昔からマーヴィン・ゲイでお薦めって聞かれたら「ホワッツ・ゴーイン・オン」でも「レッツ・ゲット・イット・オン」でもなく「タミーとのデュエット!」って答えてましたから。(笑)

「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」 (リミックス・バージョン)

マーヴィンの二人目のデュエットパートナー、キム・ウエストンの「Take Me In Your Arms」(君の胸に抱かれたい)
これはドゥービー・ブラザースが彼らの最高のアルバム「スタンピード」でカバーしてましたね。
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by swan_ox | 2006-11-03 01:29 | ソウル