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2006年 05月 09日 ( 1 )

デューク・エリントン

かつてデューク・エリントンは『世の中の音楽には2種類しかない、それは良い音楽と悪い音楽だ。』 と言ってました。
これはかなり究極的な意見のようで、実に明快で自分自身もまったくもって大賛成です。
しかもその良い方の音楽だけをずっと作り続けたのが彼なのです。
デューク・エリントンって名前は知ってるがちゃんと聴かれていないアーティストの代表格だと思います。超有名な「A列車で行こう」や「スィングしなけりゃ意味がない」のオリジネーターであり、スティービー・ワンダーも「サー・デューク」と歌い、あらゆるジャズやポピュラーミュージック界の大御所から大尊敬されているにも関わらず「デューク・エリントンのファンです」なんて人に会った事がない。
まあ、1899年生まれで今もし生きていたら107才なんだからやむを得ないかもしれないですが、75才で他界するまで常に興味深い音楽を作り続けた人なので音楽ファンならばさけて通れない人だと思います。

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                       「マネー・ジャングル」

彼はオーケストラリーダーとして有名で「自分の楽器はオーケストラだ!」っていう有名な発言もあるくらいでプレイヤーとしての評価は少ないですが、このアルバムは彼のピアノ・トリオの作品。(1962年) なんとベースがチャールズ・ミンガス、ドラムスがマックス・ローチっていう当時最高に油の乗っていた二人でともにデューク・エリントンの信望者。
1曲目のデュークのピアノコード1発でやられない人はいないはず。 ベンチャーズ他のカバーでも有名な「キャラバン」もすごいダークな演奏でシビレまくります。これを聴くとセロニアス・モンクなんかがモロに影響受けているのがよく分かります。

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                       「サッチ・スイート・サンダー」

こちらは数ある彼のオーケストラものの中でも個人的にかなり好きな1枚。彼のオーケストラ作品を聴くと音楽ファンで良かったなと心から思います。
ただ、ひとつだけ注意しなければならないのは17才でデビューして75才で亡くなるまでものすごい勢いで作品を発表し続けた人なので、コンプリートはまず不可能。(アマゾンでDuke Ellingtonで検索しても1314件もあります。)それとはまり出すと他の音楽が聴けなくなってしまう恐れもあります。

巨人とか魔術師とかいろんな言われ方をするデュークですが、自分はあえてデューク・エリントンは「良すぎて良くない」とでも言っておきます。

by swan_ox | 2006-05-09 03:37 | ジャズ | Trackback(1) | Comments(4)